2003年 | 慶應義塾大学大学院理工学研究科総合デザイン工学専攻 前期博士(修士)課程修了 |
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2005年 | 神戸大学工学部機械工学科 学術推進研究員 |
2006年 | 慶應義塾大学理工学部機械工学科 助手 |
2006年 | 慶應義塾大学大学院理工学研究科総合デザイン工学専攻 後期博士課程修了 |
2007年 | 慶應義塾大学理工学部機械工学科 助教 |
2009年 | 日本原子力研究開発機構 原子力基礎工学研究部門 研究員 |
2009年 | 早稲田大学創造理工学部総合機械工学科 非常勤講師 |
2012年 | 2月より現職 |
Yoshiteru AOYAGI
工学研究科
ナノメカニクス専攻 准教授
2003年 | 慶應義塾大学大学院理工学研究科総合デザイン工学専攻 前期博士(修士)課程修了 |
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2005年 | 神戸大学工学部機械工学科 学術推進研究員 |
2006年 | 慶應義塾大学理工学部機械工学科 助手 |
2006年 | 慶應義塾大学大学院理工学研究科総合デザイン工学専攻 後期博士課程修了 |
2007年 | 慶應義塾大学理工学部機械工学科 助教 |
2009年 | 日本原子力研究開発機構 原子力基礎工学研究部門 研究員 |
2009年 | 早稲田大学創造理工学部総合機械工学科 非常勤講師 |
2012年 | 2月より現職 |
マルチスケール、バルクナノメタル、結晶粒界、転位、結晶塑性解析、照射欠陥、応力腐食割れ、き裂進展
私たちの身の回りでは、実にさまざまな金属や合金材料が使われています。こうした金属は構造材料として、その特性や個性を発揮することが求められていますが、科学技術の著しい発展や持続可能な社会づくりへの気運を受けて、性能や信頼性・安全性のさらなる向上、また省資源・省エネルギー・再資源化への取り組みが期待されています。
構造用金属材料のほとんどは、異なる結晶方位をもつ結晶粒が集まったものです。この結晶の粒径を細かくしていくと、種々の力学特性が向上することが知られており、最近では結晶粒が1µm以下という均一なバルク状金属系材料(Bulk Nanostructured Metals)に関する探究が盛んに行われています。この「バルクナノメタル」は、私が掲げる研究テーマのひとつ。粒界の結晶構造を表現する原子モデルと、構造体を巨視的に捉えた連続体モデルといった、ふたつの異なる(マルチ)スケールモデルに基づき、結晶粒の複雑な振る舞いを計算シミュレーションによって解析していきます。さらに実験によって得られたデータと、前言の計算的研究とを融合させ、新しい知見を生み出すことを目的とします。
バルクナノメタルは、これまでの金属材料学の常識をくつがえす優れた特性を示すことが明らかにされつつあります。実用化が実現されれば、学術領域や工業分野への多大な貢献のみならず、環境・エネルギー問題を解決へと導く大きな推進力となることでしょう。